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◆Review...

 12月を迎えた、太陽と砂漠の中のオアシス Las Vegas は、陽が暮れはじめると人工なネオン・サインだけが、妙に元気にみえる。

2年半前の94年6月に、デッドのショウを見に来た以来なので、その印象が強すぎたのか? あの時といえば、生まれて始めて日射病になりかかる位の猛暑(45度以上)に迎えられ、すべてがギラギラでムァ〜としたイメージで、思い出に残っている。しかし今回の Las Vegas は午後6時を過ぎると、T シャツでは肌寒く、何か羽織らないと外を歩くのはつらい。だから、久々に来たこの街の印象は、どこか肩すかしって感じがした。

チケットと一緒に送られてきた、コンサ−ト会場附近の案内にでていたモーテルは、ストリップ沿いにあって(サーカス&サーカスの斜め前)、同じくストリップ沿いにある Aladdin Theater (ミラージュの近く)までのんびり歩いても15分位でちょうどイイ。チェック・インの時、PHISH を見に来た事を言ったら、気持ち良くディスカウントしてくれた。他の部屋も PHISH HEADS で一杯だ。

今回の PHISH 追っかけの旅は、いよいよ今夜で終わりだ。Cow Palace > UCLA > San Diego と見てきて、すでに大満足しているのだが、96年 FALL TOUR ファイナルである今夜のショウは、さらに期待してしまう。だって、PHISH はこの街 Las Veagas でプレーするのは始めてなのだから。

会場内に入ると、普通の会場とは違い(Aladdin Hotelの中)さすがヴェガスって感じのゴージャスな雰囲気に包まれる。それと、受付けで ID を見せると、手首にバンド(大人の証し)を付けてくれ、アルコール売り場に並ぶことができる。この手のショウに来て会場内でアルコールを販売しているのを見たのは、はじめてだった。これも、「ヴェガスのり」なのか?

この日は、全席指定なので、とにかくまずチケット片手に席を探す。・・・ど真ん中で最後列・・・しかし、ステージは驚く程「ちかい」のである。横にとてつもなく広い(浅い)この Aladdin Theater、懐かしいかな東京厚生年金会館を思い出す。武道館のアリーナでいうと、2ブロック目の真ん中ぐらいだと思う。

携帯してきたD-8(ポータブルDATデッキ) を、COW PALACE でパッチ・インしてくれたPAUL のいる TAPER'S ARIA まで持っていこうとステージに向かって通路を下っていくと、彼は、僕に気がつき「Hey ! Cobee」と手を上げて手招きしてくれた。一週間前のCOW PALACE(11-29-96) で、VEGAS で会おう!と約束していたので話しは早い。しかし、PAUL はこの前にくらべるとみょーに元気?ぺらぺらいろいろ話しかけてくる。ふと思いよ〜く彼の眼を見たら、「あちゃ〜!」まっかっか・・・ちょ、ちょ、ちょっと、心配になったけど、すべてを彼にまかせて「... Later !」。

デッキを預けて「ほっ」と一息(服)といきたいところだが、セット1が始まる前に自分自身恒例の 「Tシャツ漁り」に忙しいのです。なんたって、当日会場でしか販売しないバージョン(特にこの夜は、特製ヴェガス・チューン・T シャツがあった!)があるのだから、根っからの T シャツ・フリークの僕としては、「帰りに買えばいいや」なんてと〜んでもなく、売り切れないよう願いながら、列に並ぶのでした。

なんとか望みの品々も手に入れ、大人の証しブレスレットで買えるドラフト・ビールをあおりながら、席に落ち着くやいなや、いきなり暗転、そして、だ〜い歓声の中メンバー登場!しょっぱなの音は、トレイがギターで、僕らオーディエンスに話しかけるように・・・「ダダッ・・・ダダッ・・・」「うい〜ぃる、すぅぉ〜ん」そう、Wilsonでスタートだ。 いきなり全開パワーの Wilson からさらにたたみかけるようなザッパ・ナンバーPeaches en Regaliaと続く。そこで、ちょっと気がついたのだが、今夜は、いささかPA からの音が「ラウド」って感じ。広く浅い会場のせいなのか?PAUL (Sound Board)のセッティングがイマイチなのか?やけに、ページのキーボード音や、トレイのハイ・トーンが耳に残る。そうこう考えているうちに、Fishman が叫び?ぐいぐいひっぱる Poor Heart だ。もうこのへんで、すっかりPHISHの4人は、会場内全てのPhan のハートをひとつにしてくれている。そして、軽快なテンポからSpacy な展開に流れが変わる。ステージ前にゆらゆら浮かぶピースな煙りをまるで操るかのように、Chris Kuroda (Lighting) のコントロールするレザーライトが、Bandの奏でる音とシンクロしながら、その煙りにからみつく。あまりのぶっとびライティングに見とれていると、Fishman のドラムがタイトなリズムを刻み出す、イエ〜ス!!2001 Theme だ!とにかく、セット1のハイライトと呼べる、この夜の2001 は、めちゃくちゃハイ・エナジーで、タイトで、「キメ」のところで炸裂の強力なバック・ライトはドンピシャで、あとに続いた Llama や、You Enjoy Myself でのトランポリン芸もかすんじゃうくらい、カッチいかった。そして、Cars Trucks Buses, Down With Disease ときて、セット1の閉めはFrankenstein で、ページの MOOG (シンセ)がグニュ〜〜〜〜〜〜〜ンと鳴ったり、Fishman のドラム・ソロがズダダダダダ・・・と刺すように響いたけど、すでに僕の身体/精神の受信力は、2001で限界を超えていたようです。 セット1終了後すでにぐったりまったり状態に陥った僕は、セット2まで約50分のブレイクは、ちょうどいいリフレッシュ・タイムだと痛感したのでした。

後半は次回(パート2)へ・・・


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