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楽器をやってる人には今一つ地味なエフェクタに思えのが、このコンプレッサーだろう。いまひとつ効果がはっきりせず、ピッキングの粒をそろえたり、サスティンを伸ばしたり、そう言った効果は知ってはいてもついつい後回しになりがちなエフェクタです。(※1)

サッカーの中継で突然叫ぶアナウンサーの声がうるさいと感じた事はあるでしょうか?これがコンプレッサーやリミッターの最も代表的な使い方ともいえます。
つまりは突発的な大音量のレベルを押さえ込むというのがその一番大事な働きだといえるでしょう。

ギターでディストーションなんかを使っているとギターを弾いていないときの「ジー」というノイズが気になる。そんな時にノイズゲートを使って演奏していないときのノイズをカットするというのは、ギタリストなら常識といってもいいくらい重要な事でしょう。(※2)

コンプレッサー、リミッター、エキスパンダー、ノイズゲート、それにトレモロ、オートパンこれらはアナログ的にはすべてVCA(ボルテージ・コントロールド・アンプリファイヤ)と呼ばれる回路を元に動作するエフェクタといえます。(※2)

(※1)
フュージョンギタリストには割と身近かもしれませんが・・・


(※2)
ノイズリダクションはまた動作原理が異なるのでここでは触れません。


(※3)
初期のコンプレッサーはLEDとフォトカプラー(受光素子)と呼ばれる光を受けて電圧に変化させる素子なんかを使って作られていました。



コンプレッサー/リミッター/エキスパンダー/ノイズゲートの構造を見てみましょう。

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こで重要なのがエンベローブ・フォロワーです。ダイオード等からなるこの部分でダイナミックレンジだけを取りだし、それを電圧に変換してVCAに送ります。このエンベローブ・フォロワーの動作の違いで上の4つのエフェクタが出来ています。(※1)
また、音質的にはVCAしか通りませんので、高音質のVCAを使えば比較的簡単に高音質の物を作る事が出来ます。

(※1)
楽器(ギター)用のコンパクトタイプのコンプレッサーは主にサスティンを得るのが目的のため、若干構造が異なります。
これについてはCompresserの項で述べたいと思います。



では、トレモロとオートパンはどうでしょうか?
まずトレモロの構造です。

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上のようにLFO(ロー・フリケンシー・オシレーター)(※1)の出力がVCAに送られています。シンセサイザーを知っている人なら知っている人も多いと思いますがLFOとは低周波の交流電流を発生させる装置で、秒数回から十数秒に1回というような周波で電圧を変化させます。(※2)
これによってLFOで出力された周期で音量が変化するトレモロ効果が生まれます。

次にオートパンですが、これは単にトレモロを2つくっつけただけのもので、一つのLFOで動作することで2つがシンクロするようになっています。

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片側のVCAに送られるLFOの周期を位相反転回路(※3)で逆転させるのがミソです。

(※1)
後に述べると思いますが、モジュレーション系のエフェクタでは重要な役割を果たします。


(※2)
人間の耳で聞くことの出来る最も低い周波数の音は20Hzと言われています。また、交流電源は関西では60Hz、関東で50Hzです。関係ありませんが(笑)


(※3)
バランス出力等で使用するのと同じ物です。


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