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緊張と安定のバランス
基礎的な音楽理論にそって曲を作ろうとするとついつい童謡みたいになってしまいがちです。なぜでしょうか。(※1)
童謡というのは音程感のしっかりついていない子供が歌うためもしくは子供に歌ってやるために作られた曲です。この曲に必要な要素は「安定、安らぎ」といった要素です。
基礎的な音楽理論と言うのは西洋音楽が最も安定した形を成す時の理論だったりします。つまり基礎的な音楽理論に沿って作られた曲は安定感があるというわけです。(※2)
あなたが作った曲が、もし童謡ぽく聞こえるとするなら、おそらくそれは基礎的な音楽理論に比較的近い構造を持った曲と言えるでしょう。
では、これらの曲がポップスのなかでも名曲と呼ばれる曲たちと比較して、いったい何が足りないのでしょうか?
この答えが緊張です。
例えばドラマで主人公とその彼女が最初から最後までハッピーでいるというドラマが面白いでしょうか?(※3)
途中何度も事件があり、そのたびヤキモキさせられ最後にハッピーエンドへ繋がる。もう、お決まりの進行といえるでしょう。(※4)
音楽もこれと同じです。曲中に適度な緊張を持たせることで次に繋がる安定感をより安心感につなげる。曲における駈け引きのテクニックです。
では曲中における緊張とはなんでしょうか?これがつまり音楽理論を逸脱した進行や、和声を飛び越えた音というわけです。
つまり適度な緊張と安定が名曲を生み出すキモとも言えるというわけです。
ただ、やりすぎると凄いことになってしまうので注意が必要です。(※5)
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(※1)
童謡の中にも凝った進行の物もあるので、一概には言えないのですが、あえてそういうことにします。
(※2)
60年代あたりのフォークソングも結構こういうタイプの曲が多かったりします。
(※3)
それはそれで見てみたい気もしますが、絶対途中で飽きるでしょうね(笑)
(※4)
ドラマはこの事件の味付け具合でバリエーションが出てくるともいえます。
(※5)
ロックの中にもこのやりすぎは存在します。例えばKingCrimsonとか・・・
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