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CubaseVST


Cubaseはドイツで生まれたMIDIシーケンサーです。最初のバージョンはATARI(※1)というパソコン上で動作しました。後にMacintoshに移植されその後Windowsに移植されました。
MIDIシーケンス部に関してはVer1(※2)でほぼ完成しており、Ver1からWindows版の最新版であるV3.6までほとんど変わっていません。

アレンジとパートという概念はその後多くのシーケンサーに影響を与え、今では主要なシーケンサーはほとんどこのスタイルを取っています。
また、4大シーケンサーと言われるシーケンサーの中で唯一ドラム専用のエディタを持っています。RolandのTR(※3)シリーズのような格子のなかにドラム音を並べていく方式でドラムパートのエディットが出来ます。

特筆すべきは全てがモードレスでリアルタイムだったという点です。再生中に音符やパラメーターを操作すればそれが即座に演奏に反映されるという、いまでは当たり前の様に思える機能も、最初のATARI版のときから実現されていました。(※4)

MIDIのトラック数は無制限で、グルーヴクオンタイズやアルペジエーター、MIDIエフェクトプロセッサ、MTC,SMPTEによる同期等、重要な機能は当然持っています。

Macintosh版ではすでにVer4となり、さらに機能が追加されています。(※5)

http://www.cameo.co.jp/product/steinberg/cubwin/cubwin.html
http://www.japan.steinberg.net/products/cubasevstpc.html
http://www.japan.steinberg.net/products/cubasevstmac.html

CubaseがVer3.5になりVST機能が装備されCubaseVSTになりました。(Macintosh版はVer3から)
VSTとはバーチャル・スタジオ・テクノロジーの略でシーケンサー上から音声トラックを扱うだけでなく、ミキシング、イコライザー、エフェクターを使用して、まさに仮想のレコーディングスタジオの様にハードディスク・レコーディングを行う事が出来るようになりました。

最大64トラック(VST/24は96トラック)(※6)のオーディオ再生(ただしハードディスクとCPUの速度に依存)ミキサーの各トラックに4バンドのEQと4つのインサーションエフェクト。8つのAUXセンドとマスターエフェクト使用可能。
完全オートメーション対応で、エフェクタをプラグインにより増設可能。


・ASIOドライバ

SteinbergはASIOドライバというマルチレコーディング専用のオーディオドラバーを開発し、CubaseVSTに装備しました。これはぎりぎりまで低いレーテンシ(信号遅延)(※7)を実現しました。この優位性はその後多くのオーディオシーケンサーがASIOドライバを採用した事からも解るでしょう。


・VSTプラグイン

CubaseVST上でのエフェクタはVSTプラグインという形式で供給されます。これは仕様が公開されていて、実際ネットワーク上にもフリーのプラグインが多数あります。(※9)
Steinbergだけでなく、Wavesはじめ多くのメーカーからVSTプラグインとして商品化され、その後LogicやVision等の大手シーケンサーもVSTプラグイン形式を採用しました。
事実上Macintosh上でのリアルタイムエフェクタのプラグインとして標準的な立場になりつつあります。
Windows版はVSTプラグインだけでなく、DirectX(※10)プラグインにも対応し、より多くのエフェクトプラグインが使用できます。


CubaseVST製品ラインアップ

Windows版

CubaseVSTVer3.6
http://www.japan.steinberg.net/products/cubasevstpc.html

CubaseScoreVSTVer3.6
http://www.japan.steinberg.net/products/cubasevstscorepc.html

CubaseVST/24Ver3.6
http://www.japan.steinberg.net/products/cubasevst24pc.html


Macintosh版

CubaseVSTVer4.0
http://www.japan.steinberg.net/products/cubasevstmac.html

CubaseScoreVSTVer4.0
http://www.japan.steinberg.net/products/cubasevstscoremac.html

CubaseVST/24Ver4.0
http://www.japan.steinberg.net/products/cubasevst24mac.html


CubaseVSTとCubaseScoreVSTの差はスコア出力機能が強化された物がCubaseScoreVSTです。MIDIシーケンス部やVSTの機能等はまったく同じです。
CubaseScoreVSTではドラム譜やTAB譜等より本格的なスコア印刷のための機能が用意されています。

CubaseVST/24はCubase上でサンプリングレート96KHz、量子化ビット数24ビットのレコーディングをサポートしました。(※11)
また、YAMAHA社のDSP Factoryに完全対応しました。(→次ページ)


詳しくは各ホームページをご覧ください。



(※1)
モトローラのMC68000をCPUに持ち、MIDIインターフェースを標準で搭載していたマシンです。ヨーロッパでは比較的強かったんでしょうか、
Logicの前身であるNortaterもATARIがオリジナルです。

(※2)
Ver1とVer3の違いといえばマスタートラックがリスト形式しかサポートしていなかった点くらいしか解らないんですが・・・
それだけきちんと先を見て設計されていたんでしょう。

(※3)
TR-808とかのエディット方式に似ていますが、マウスが使えるので使いやすいです。
私がCubaseを使いつづける理由の一つです。これが無いシーケンサーソフトへは移行できません。

(※4)
一時期某国産メーカーの某ソフトを使った事があるんですが、Cubaseの感覚でこれをやるとデータを徐々に破壊していき、最後にはなんだか訳のわからない演奏をしてくれたシーケンサーがあります。
その後バージョンアップの案内とか来ていましたが当然うっちゃりました。

(※5)
1つのソング内でドラムマップが複数使える機能は今すぐにでも欲しい機能です。

(※6)
ただし、ハードディスクの限界の方が先にくると思うので使い切れるかどうか・・・

(※7)
後に詳しく解説します。

(※8)
ASIOに対応するカードが増えてきたのも理由の一つだと思いますが・・・

(※9)
SDKも公開されているので自分でエフェクタなどを作る事も出来るみたいです。

(※10)
ActiveMovieプラグインとか呼ばれていた事もありましたが、いつのまにかDirectXプラグインに統一されたみたいです

(※11)
量子化ビット数の異なる16ビットと24ビットのデータを混在させてミックスする事も出来ます。
ただし、サンプリングレートに関しては混在は出来ないようです。
24bit96KHzのでーたは16bit48KHzのデータの3倍の大きさになるので注意が必要です。


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